20代・学生のお悩み↓
ドタキャンしておいて連絡してこない友達が許せません。
こちらも予定で動いています。それなのにドタキャンして、しかも「連絡なし」とか、こちらの時間を奪っているとわからないのでしょうか。本当にナメています。
先日も、友達から「〇日の夕方にそっち行くから!」と言ってきたので「了解」と返事して当日家で待っていたのですが、来ませんでした。連絡が来たのはそれから1カ月後で、しかも約束した日のことは触れませんでした。
どうしても連絡できない状況はあると思います。例えば「スマホが壊れた」など。それでも「あの時は…」と事情を説明してくれれば同情もできますが、謝罪の一つもありません。
こういう自分本位な人とは縁を切ったほうがいいですよね?
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
許せない気持ちはよくわかりますが、本記事を読めば相手の心理と対処法がわかりますよ!
目次
ドタキャンとは
ドタキャンとは、土壇場(どたんば)でキャンセルすることを略した言葉です。予定の時間ギリギリになってから断る行為を「ドタキャン」と言います。
したがって、連絡なしに約束を反故にする行為は厳密には「ドタキャン」ではありません。
でも「連絡なしにドタキャンするなんて信じられない!」と思いますよね。
そういう訳で、本記事では「ドタキャン」という言葉を使っています。
それではさっそく、ドタキャンを連絡なしでする人の心理について解説しますね。
なぜドタキャンしておいて連絡しないのか?5つの理由
まずは、あなたをイライラさせているお友達の視点から、
- どうしてドタキャンするのか?
- どうして連絡しないのか?
をご紹介します。
理由1:なんとなくで約束した
その場のノリで約束しただけ。
つまり「実現性は低い」と内心思っているパターンです。
もし本当に会うなら「何時に来る?」って連絡してくるでしょ。
と考えています。
理由2:約束したと思っていない
理由1の「なんとなくで約束した」は”お互い様”と思っています。
したがって、相手(あなた)が「わざわざ予定を空けている」とは考えません。
えーと…本気にしちゃった?
あなたにとって約束は「果たすべき予定」ですよね。
でも、お友達にとっては「都合があえば」なんです。
理由3:約束を忘れている
「未来のことは、未来にならないとわからない」
と考える人は、スケジュール管理なんてしません。そのため「すっかり忘れていた」なんてこともよくあります。
理由4:「自分の都合」が優先
- 面倒になった
- 他の人と遊びたくなった
- 優先したいことが他にできた
自分の都合を優先する人は、約束を反故にされた相手の気持ちや都合までなかなか想像できません。
気分でバイトを休む人によく見られる心理です。
理由5:気が乗らない
約束を守ることよりも「行きたいかどうか」で考える性格なのでしょう。
そういう人は、約束の時間ギリギリまで「自分の気持ち」を様子見しがちです。
結果としてドタキャンにつながるのですが、中には連絡すらしない人もいるようです。
ドタキャンするのは「そういう性格だから」
いまさらですが、あなたは「連絡なしでドタキャンする人」をどう思いますか?
意味わからん。
非常識なヤツ!
ぼくもこんな風に思っていました。ハッキリ言って「信用できない」ですよね。
でも、その人はそういう性格なんです。
驚くことに、悪気はないのです。
ドタキャンされた後、連絡なし←臨機応変型
結論から言うと、このお友達は性格統計学でいう「臨機応変型」だと思います。
臨機応変が得意な人。「予定」に対する考え方が計画重視型と大きく違う。
目標に対する2つの行動パターン
目標に対する行動パターンは2つあります。
臨機応変 VS 計画重視
図にするとこんな感じです。
臨機応変型:
方向性だけ決めて、行動しながら柔軟に最適化したい人。
計画重視型:
ゴールから逆算して必要なステップを整理してから始めたい人。
以上を踏まえたうえで「連絡なしでドタキャンする人」の“感じ方”を見ていきましょう。
「予定・約束」に対する感じ方の違い
連絡なしでドタキャンする人は「臨機応変型」で間違いありません。
臨機応変型の場合
臨機応変な人は、予定を立てるのが嫌いです。立てるにしても、とても大ざっぱです。
臨機応変
未来のことは、その時になってみないとわからない。状況が変われば、臨機応変に対応したい。
こういう価値観なんですね。予定=束縛と感じるタイプです。
- 束縛に感じる
- 「必ず守らないといけない」わけではない
- その時々で「1番都合が良い選択」をしたい
そのため、時間が合わない、あるいは気持ちが乗っていなければ「予定に従わない」こともしょっちゅうあります。
計画重視型の場合
対する計画重視型は、明確な目標や予定ありきで行動します。予定=生きる指針なんですね。
計画重視
何事も、ゴールから逆算して予定を決めれば間違いない。
ズバリ、急な予定変更が嫌いです。というより大嫌いです。
わざわざ時間を作ったのに反故にされるなど言語道断!
- 具体的な行動につながる
- 守るべきもの。「損してでも守りたい」
- 着々と予定を消化してゴールに近づきたい
予定を大切にする人は「ドタキャンする人」が憎い
予定や約束を大切にしているからこそ、ドタキャンされると以下のように感じます。
- 守れない約束はするな!怒
- 守れないとわかった時点で連絡よこせ!怒
- こちらのことなんてどうでもいいと?怒
自分の大切なもの(価値観)を踏みにじられたと感じます。
ドタキャンする友達・恋人との付き合い方アドバイス
まずは大前提からです。
「実現しない」と思って付き合おう
期待するなです。
「実現しない」ものとして付き合いましょう。
理由は「相手は臨機応変なのだから」に尽きます笑
- 非常識・悪意がある・障がい者←間違い
- 急な予定変更は「当たり前」と思っている
- 計画重視型の感じ方なんてわからない
パン
ぼくも計画重視よりの性格ですが…性格統計学で勉強してはじめて臨機応変型の感じ方を知りました。
ここからは、さらに踏み込んだアドバイスを2つさせていただきます。
- 約束を守るメリットを伝える
- 感じ方の違いを説明する
それぞれ解説しますね。
対処法1:約束を守るメリットを伝える
信じられない!と思うかもしれませんが、臨機応変な人に「約束のみ」は不十分です。
計画重視型←予定・先約を優先する
臨機応変型←「大事なコト」を優先する
「ただ会うだけ=どうでもいい」と思われているかも。
なので、
- 約束を守るメリット
- 約束を守らないデメリット
をしっかりと伝えて「この約束は優先すべき」と感じてもらいましょう。
詳しくは↓こちら
わかりやすい例を挙げると…
たまには僕がご馳走するよ。焼肉でもどう?
この日を過ぎたらしばらく会えないから、ぜひ来てね。
これで、確実に約束を守ってくれます。あくまでも「例えば」ですから、何をどう伝えるかはあなた次第です。
経験上、「損得」を伝えておくのが最善策です。
事前に「この日のこの時間だからね?」と確認のメールを送っても、メリットもデメリットもない約束は平気でシカトする可能性があるので気を付けてください。
対処法2:感じ方の違いを説明する
次善の策は、お互いが歩み寄ることです。歩み寄ってもらうために、あなたの感じ方を説明しましょう。
臨機応変型にとって予定で動くのは「大変」なんです。
この点を理解し、あなたが相手の苦労に歩み寄れば、相手もあなたの苦労に歩み寄ってくれるはずですよ。
臨機応変に行動したいんだね。ぼくは予定を大切にする人だから、急な予定変更はとてもストレスなんだ。
実はぼくの友人(親友)も臨機応変型で、ぼくと価値観が違います。彼は覚えていないと思いますが、約束を何度も何度もスルーされたものです。
以前は「こいつ信用できない」と思っていました笑
でも性格統計学で付き合い方を学びました。以前にも増して仲良くなれたと実感する毎日です!
「ドタキャンする女性」とお付き合いされている男性は、こちらの記事も必見ですよ!
まとめ:性格によって感じ方はまるで違う!
臨機応変型と計画重視型は感じ方がまったく違います。
一方は「都合が良ければ」なのに対し、もう一方は「果たすべき予定」です。
「連絡なしにドタキャンされた」と思っているのはこちらだけで、相手は約束したつもりすらないはずです。
これではストレスを感じて当然です!
ですので、ぜひ相手の感じ方を知ってください。
知れば許せます。たったこれだけで余計なストレスを感じずに済むはずです。
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今回は以上です。