30代・会社員のお悩み↓
仕事で私に質問ばかりする同僚がいます。
はじめの頃は丁寧に教えていました。でも覚える気がないのか、同じようなことを何度も教えているうちにイライラするようになりました。
先日も、強めの語気で「この前教えたはずだけど?」と言ってしまいました。イライラをぶつけるのも申し訳ないので、最近は「自分もわからないです」と知らないフリをしています。
どうするのが正解でしょうか?
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
本記事は、質問ばかりする人の性格を徹底解説します!
目次
仕事や勉強で質問ばかりする人は、おそらくビジョン
結論から言うと、質問ばかりする人は性格統計学でいう「ビジョン」だと思います。
さっさと行動したい人。悩むより、できる人に聞くほうが早いと考える
質問の「質」がウンザリの原因
問題は、質問そのものでも、質問の量でもありません。
質問の「質」が劣悪だからウンザリなんです!
- 少し考えればわかることを質問する
- 同じ質問を何度もされる
- 丁寧に説明したのにまた聞かれる
- 「わからない点」がわかっていない
- 質問のタイミングが悪い(作業の邪魔)
あなたは私の時間を奪ってますが、わかってます?
…という感じですよね。
ぼくも現場仕事をしていた頃、ぼくにいちいち質問する同僚がいました。自信がないのか同じような質問を繰り返されて「いい加減にしろ」と思ったものです。
同僚にとって、突き放した態度を取らないぼくは「最後の砦」だったのかも。
仕事や勉強で質問ばかりする人は、頭が悪いというか、思考停止なんですよ!!
…と思っていたのですが!
大間違いでした。
質問ばかりする人 = 思考停止「ではない」
「質問ばかりする人」に対する見方は2つあります。
- 周りから見れば「思考停止」
- 本人からすれば「協力」
もしあなたが質問ばかりする人と同じ性格なら「協力」と感じていたはず。
ところが、性格が違うために「思考停止」に感じてしまうのです。
これら違いを解説しますね。
つい質問ばかりする理由「ロジカルVSビジョン」
あなたは計画重視型で、あなたに質問ばかりする迷惑な人物は臨機応変型の可能性が高いです。
ロジカル(ピースプランニング)の場合
計画重視型は、まず自分で考えて、ゴールまでの道筋を立ててから行動します。
例えば家具を組み立てる時も、マニュアルをしっかり読んで、必要な情報をすべて揃えます。つまり、じっくり考えてから行動する性格です。
ビジョン(ピースフレキシブル)の場合
ところが臨機応変型は、さっさと行動したい性格なんですね。小難しい説明は苦手なのでマニュアルなんて読みません。とりあえずわかる箇所から組み立て始めます。
そのため、
ビジョン
やり方を知っている人に聞いたほうが速い!
と考えます。だから「どうやるの?」と頻繁に周りに聞くわけです。
両者の感じ方は大きく違う
臨機応変型(ビジョン)は計画重視型(ロジカル)の感じ方を知らないので、平気で質問ばかりします。
ロジカルは1度の説明で済むように丁寧に教えるのですが…これが良くない。
ビジョンは次のように感じるからです。
- とりあえず早くやってみたい
- わからなければまた聞けばいい
- 作業を中断させるつもりはなかった
3つ目は「答えだけ教えて欲しかったのに」という意味です。
感じ方がまるで違うんです。「思考停止」ではないので気をつけましょう。
質問ばかりする人との最高の付き合い方
次は、臨機応変型との付き合い方をご紹介します。
まずは「性格の違い」を理解する
ここまで読まれたあなたはクリアしていますが、性格の違いを知ることがとても重要です。
なぜなら、あなたのイライラの原因は、相手の行動に対する「解釈」に問題があったからです。
- 「親しき中にも礼儀あり」だろ
- 質問ばかりじゃ人間関係が崩壊するよ
- そんなんじゃいずれ仕事なくなるよ
「相手が間違っている」は不正解です。
相手を否定したい気持ちはとてもわかりますが、ビジョンとロジカルは全く違います。
なので、付き合い方を少しだけ工夫しましょう。
そして相手の強みを引き出せるようになりましょう!
質問ばかりする人への「正しい教え方」
ロジカルは「時間を奪われる」と感じるのでキツイときもあるでしょう。
そこで、ポイントを3つご紹介します。
- 一言で教える
- 実際にやって見せる
- 慣れさせる
それぞれ簡単に解説しますね。
コツ1:一言で教える
同じ質問を2回させないためにじっくり教えるのは…
大間違い!
ビジョンはさっさと行動したい人なので、途中から話を聞いていません。丁寧に教えるのはむしろ「やる気が下がる」のでマイナスなんです。
質問されたら、聞かれたことだけサクっと教えましょう。
コツ2:実際にやって見せる
ビジョンの才能はイメージ力です。理解力ではなく。
- 実際にやって見せる
- 実際にやってもらう
- なんとなく「なるほど」となる
- あとは勝手にやる
この流れが大切です。口で説明するよりずっと効果的です。
コツ3:慣れさせる
同じ質問をされると許せないのは「まだ理解してないわけ?」と相手に理解を求めるからです。
でも「慣れさせる」つもりでいると、同じ質問をされてもイライラしなくなりますよ。
まとめ:人生を豊かにする「本当の理解力」
ところで、こうは思いませんか?
どうして私ばかり苦労しなくてはいけないのですか!
自分だけが歩み寄る努力をするのは「アンフェア」と感じるかもしれませんね。
でも、やればあなたは人気者です。
重要なのは「違いを知ること」だけです。
否定はやめて、理解しよう。
この心構えがあれば、あなたは人間関係の悩みのほとんどを解決できます。
- あなたを否定する同僚の考えがわかる
- 言うことを聞かない子供を導ける
- 好きな人を自分に夢中にさせられる
「ナゾ」を解明するほどストレスフリーな人生になります!
ぜひ本ブログであなたにとってのアイツについて学んでくださいね。
今回は以上です。