- クラスのみんなと仲良くしたい!
- クラスに自分の居場所がほしい!
- 自分に自信を持ちたい!
そんな風に思っていたのは昔の話。
今はもう、あきらめている…
今さら仲良くするために頑張るのもバカらしく、また気恥ずかしくもあって孤立した日々を我慢している人もいるのでは?
大丈夫です。自分を解放するのは今からでも遅くありません!
きっとあなたは、クラスに溶け込むには大きな心理的負担を乗り越えなければならないと思っていることでしょう。自分から声をかけるなんて恥ずかしいですよね。
でも実は、人付き合いというのはとても簡単なんです。
【人に好かれる6原則】を押さえれば、あなたが中学生でも、高校生でも、大学生でも、社会人でも、誰でも「その場」で人気者になれますよ。
この6原則はデール・カーネギー著『人を動かす』で学べます。
なのでぜひ読んでいただきたいのですが、文字数が多くて頭に入らない人も大勢います。
そこで本記事では、この6つの原則を小学生でも理解できるよう、かみ砕いてご紹介します。
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
本記事を読めば、水にカルピスの原液を加えるくらいあっという間にクラスに溶け込めるようになるはずです!
目次
どうしてクラスに馴染めないのか?
本題に入る前に、まずは現状について改めて確認してみましょう。
最初はみんな様子見からスタートしている
自分って本当にダメだな…
クラスに居場所がないと自分を責めてしまいますよね。
でも最初は誰だって集団生活に戸惑います。
いきなり溶け込める人なんてめったにいません。
つまり、あなたがクラスに馴染めないのは「まだそういう時期だから」かもしれませんよ。
あなたが今感じていることは、他の人も感じていたか、今も感じているはずです。
なので、「これから」に集中しましょう!
あなたも必ず変われますから!
人に好かれるための基本原則を知ればいいだけ
とはいえ、いつまで経っても集団に馴染めない人って一定数いますよね。
どうしてだと思いますか?
その答えはズバリ、人に好かれるための基本原則を知らないからです。
知らないからこそ、無理に人に合わせてしまいます。
- SNSはとにかくリプする
- 興味がなくても誘いには乗る
- みんながいじめているヤツを自分もいじめる
人は「みんなと同じでいたい」という欲求があります。人と同じだと安心するのです。
でも中には、嫌気がさして自分から集団と距離を置く人もいます。もしかしたらあなたもそうかもしれませんね。
でももし、人に好かれるための正しい方法を知っていれば、あなたは「あなたのまま」集団に溶け込めるようになります!
だからこそ、このあとご紹介する【人に好かれる6原則】をしっかり覚えるべきです。あなたの今後の人生に必ず役に立つことを保証します!
人を動かす【人に好かれる6原則】
それでは本題に入りましょう。
こちらが【人に好かれる6原則】の内訳です。
- 誠実な関心を寄せる
- 笑顔を忘れない
- 名前を覚える
- 聞き手に回る
- 感心のありかを見抜く
- 心からほめる
パッと見でわかるものもあれば、ピンと来ないものもあるでしょう。
ですので、それぞれの意味についてわかりやすく解説しますね。
原則1:誠実な関心を寄せる
注目を集めたいと思っているあなたに朗報です!
人に好かれるのに「面白い話」や「ユーモアのセンス」なんて必要ありません!
「相手に興味を持つ」だけでいいのです!
人は8対2あるいは9対1で「私」という言葉を使います。「あなた」なんて口にしないのです。みんな、自分のことしか興味ありません。中には10対0な人もいるでしょう。
要するに、1人1人に興味を持つことで、必死に自己アピールするよりもずっと簡単に人に好かれるようになるのです!
想像してみてください。
あなたのクラスメイトがあなたの名前だけでなく、
- あなたの生年月日
- あなたの好きなもの・嫌いなもの
- あなたの兄弟姉妹の人数
なども覚えてくれていたら、その人に心を開くと思いませんか?
とどのつまり、人は自分に関心を寄せてくれる者に関心を寄せるということです。
原則2:笑顔を忘れない
人に良い印象を与えたいなら笑顔が1番です。
なぜなら、笑顔によって「あなたが好きです」「あなたと一緒で楽しい」といった好意的なメッセージが伝わるからです。
例えるなら、ペットの犬が飼い主を見上げながら尻尾を必死に振っているようなものです。ついなでたくなりますよね。
注意すべきは、作り笑いはNGという点です。相手は顔と本心の不一致を見抜きます。心からの笑顔でないと意味がありません。
ではどうすれば本物の笑顔ができるのか?
コツは、心から楽しいと思うことです。
楽しいかどうかは自分が決めていいんです!
試しに、ごはんを食べるときに「おいしい」と思いながら食べてみてください。そしてすぐに「マズイ」と思いながら口にします。
きっと味が変わる瞬間を体験できるはずです。
笑顔も同じ。楽しいと思えば良い笑顔になりますよ。
それと、明るい笑顔と一緒にあいさつするとさらにグッドです。
何も言わずに目や顔を逸らしてはいけません。こちらから声をかけるのです。
あいさつ1つで相手の心にグッと近づけるはずです。
原則3:名前を覚える
この世で最も強く心に響く言葉は何だと思いますか?
そうです。「自分の名前」です。
誰だって自分の名前を呼ばれると気分が良くなります。
にもかかわらず、人の名前を覚える努力をしない人が多いです。ニックネームで楽しようとする人ばかりなんですね。
みんな、自分の名前が大好きです。自分の名前を歴史に残したくて起業したり犯罪を犯したりするほどです。
だからこそ、相手の名前を呼ぶだけで相手から好かれますよ!
「」くんって面白いね!
(もしかしてボクのこと好き?!)
もし女の子が「君、面白いね!」だと、男の子は反応しません。
名前を呼んだからこそ、男の子はこの女の子を意識してしまったのです!
原則4:聞き手に回る
子供から好かれるお母さん、お父さんの特徴を1つ挙げるとすれば、それは「子供の話に耳を傾ける」でしょう。
人は、自分の話を熱心に聴いてくれる人が大好きです。話を聞いてくれたら、それだけで心が満たされます。
そして良い聞き手は、話を聞きながら相手を褒めます。こういう聞き手が相手だと、話し手はお世辞とわかっていても「好き!ずっとそばにいて欲しい!」と思ってしまうのです。
逆にクラスに馴染めない人のほとんどは、自分をアピールすることばかりに集中して、相手の話に興味を持ちません。
要するに、人は話し上手よりも聞き上手に心を開くということです。
原則5:関心のありかを見抜く
聞き手に回ると言っても、どんな話でも聞けばいいというわけではありません。
肝心なのは「相手が関心を持っている話」を聞くことです。
例えば、勉強ができる人に教わるのは良い手です。音楽が好きな人におすすめの曲を聞くのもいいですね。
相手が喜ぶ話題を見抜ける人は、必ず人気者になれます。そういう人との会話は楽しいに決まっているからです。
相手の関心を見抜き、それを話題にするやり方は立派な営業スキルでもあります。身につければ必ず役に立ちますよ。
原則6:心からほめる
全ての人が「自分の価値を認めて欲しい」と思っています。
その気持ちを満たす方法が「褒める」です。
自分を「重要な存在」と感じさせてくれる相手のことを好きにならないわけがありません!
実際、セールスパーソンはお客様をよく褒めます。ぼくが中学生になる前、デパートで制服を試着したときに男の店員さんがぼくの母にこう言いました。
店員さん
(この子は)ベルトを締めるのがお上手ですね。
それを聞いたぼくは「はぁ?」だったのですが、母はとても嬉しそうにして他の服もついで買いする勢いでした。
つまり「褒める」という行為は知らない人に購入を決意させるほど効果バツグンなんですね。
ただし、心に響かない褒め方だと「お世辞」と受け取られて意味がありません。
相手に響く褒め方はこちらの記事で学べますよ。
Q&A:変わりたいけど変われない君へ
以上で【人に好かれる6原則】の紹介はオシマイですが、実践する勇気がないという人もいると思います。
そこで、Q&A形式であなたの不安をぶっ飛ばそうと思います!
質問1:話しかける勇気がない。どうすれば?
【人に好かれる6原則】でも紹介しましたが、まずは相手に興味を持ちましょう。
興味がないのに話しかけても天気の話で終わりそうですよね。でも興味があれば色々と質問したくなると思いませんか?
それに、相手も関心を向けられているとわかれば、相手のほうからどんどん話してくれるはずです。
そして話を聞いているうちに共通点が見つかるかもしれません。あとはもう、会話を楽しむだけですよ。
質問2:自分を偽るようでなんかイヤだ!
対人スキルは意識してするものですから、慣れないうちは「自分らしくない」と感じるかもしれませんね。
ところで、自慢話ばかりする人っていますよね。あれは、自分のことを人に聞かせるのが気持ちいいからです。
でもあなたは自慢話を聞きたくないからといって「お前ウザいよ」とは言わないと思います。むしろ付き合ってあげるのではありませんか?
あなたはすでに、状況にあった「最適行動」を取っています。
本記事で学んだことで、その最適行動をアップグレードしたのです。
あなたが本記事の内容を実践すればするほど、より魅力的な人物として扱われるようになるはずです。
質問3:孤立してだいぶ経つ。今さら感が…
あなたは髪の毛をバッサリ切って出席(出勤)した経験はありませんか?
周りは最初「イメチェン?!」と反応をくれるのですが、5分もすれば違和感がなくなって今の髪型が「当たり前」と思われるようになります。
みんな、自分のことしか興味ありません。あなたが激変したところで、ほんのわずかな時間で受け入れてしまうのです。
つまり、あなたがこっそりと相手の名前を呼んだり、相手を褒めたりしても、その変化に気づいてくれる人はおそらくいないでしょう。
ですので、安心して実践してくださいね。
まとめ:人に好かれると人付き合いは簡単♪
クラスに馴染めない人のほとんどは、人との関わり方を知りません。
- どうすればみんなと仲良くできるのか?
- どうすれば「ありのままの自分」を受け入れてもらえるのか?
その方法は、本記事の実践することで体験できるはずです。
ちなみにですが、デール・カーネギー著『人を動かす』は本記事でご紹介した【人に好かれる6原則】以外にも使える原則がたくさん紹介されています。
- 人を動かす3原則
- 人を説得する12原則
- 人を変える9原則
- 幸福な家庭をつくる7原則
「役に立ちそう」と思った方は、ぜひ本も読んでみてくださいね。
今回は以上です。