相談に乗るコツ|相談されるのが苦手な人をメンタリストに変えた知識

5 min

人から相談されたとき、どう答えればいいのかわからなくて困ったことはありませんか?

結論から言うと、相談者が求めていることは、次の3つのうちのどれかです。

相談者が求めていること
  1. 背中を押してほしい
  2. 話を聞いてほしい
  3. 解決方法を教えてほしい

本記事では、

  • 相談されるのが苦手な4つの理由
  • 相談者が喜ぶ答え方(コツ5つ)
  • 相談者が求めている3つのこと

についてお話しします。

パン

パン

ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。

本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!

本記事を読めば、相談者の期待に的確に応えられるようになりますよ!

相談されるのが苦手な4つの理由

相談されても、コメントに困りますよね。

この苦手意識は、言ってみれば英語ができない人の「アメリカ人と遭遇したくない心理」と同じです。

それでもビシッと相談に乗るために、まずは「どう答えればいいのかわからない」を細分化して状況を把握しましょう。

答えに窮する4つの理由
  1. 相談されても嬉しくない性格
  2. 責任を負いたくない
  3. 負担を負いたくない
  4. 答えにくい分野の相談

それぞれ解説しますね。

理由1:相談されても嬉しくない性格

上手く相談に乗れないのは、性格が「自分軸」だからかもしれません。

自分軸とは?

「自分」を優先する性格。自己実現や目標達成に喜びを感じます。

「相談されても困る」と感じやすいです。

相手軸だと?

一方、「相手軸」は人の役に立つ=喜びです。

相談されるとむしろ「うれしい」です。

あなたは自分軸で「相談は受けたくない人」なのかもしれません。

理由2:責任を負いたくない

助言するとき、少なからず責任を感じるものです。

相談には乗るけど、自己責任だよ

という突き放しができない人は相談=重荷です。

理由3:負担を負いたくない

「相談」にも色々あります。

  • 話を聞いてほしいだけ
  • 解決方法を教えてほしい
  • 何かやってほしいことがある

面倒見のいい人は自己犠牲レベルで助けてしまいがち。だからこそ「負担を負いたくないから相談しないで」となります。

理由4:答えにくい分野の相談

よく知らない分野だと、相談に乗りづらいです。

例えば、多くの人は“同性愛”の相談をされても困るでしょう。相談者の気持ちも、立場も、考えうる未来も、想像できないからです。

以上の4つの「どう答えればいいのかわからない」を解決する方法を紹介します。

相手の気持ちが全快!相談に乗る5つのコツ

次は、ぼくが普段意識している「相談に乗るときのコツ」を5つ紹介します。

相談に乗るときのコツ
  1. 相手の性格に合わせて答える
  2. 相手にない視点を指摘する
  3. 「相談者が間違っている」とみなす
  4. 手を貸すときは負担にならない範囲まで
  5. 愛だよ、愛!!

コツ1:相手の性格に合わせて答える

本記事のラストで解説します。

すごいのを教えるので、どうぞお楽しみに!

コツ2:相手にない視点を指摘する

相談の成否は、相談者の死角を照らせるかどうかにかかっています。

正論や一般論だと表情は暗いままです。

例えば、ある人が不注意でペットの犬を死なせてしまい、毎晩泣いているとしますよね。

ごめんね…ごめんね…うう~泣

このとき、気持ちに共感するだけでは相談者を救えません。

いかにして「相手が知らないこと」を指摘できるか。コレが相手の気持ちを上向きにする秘訣です。

  • 知恵袋ではペットを死なせた相談が多いよ。
  • 犬も輪廻転生するよ。
  • その子の死を無駄にしないためには?

誤解を恐れずに言うと、何を言ってもいいです。「新しい着眼点」に意識が向いた時点で、あなたは十分に役に立っていますから。

そして「相手にない視点を指摘する」は次の「コツその3」につながります。

コツ3:「相談者が間違っている」と見なす

話を聞くときは、一部でいいので相談者を否定しましょう。全肯定だけは絶対にNGです。

普通はこんな発想しないと思います。

これはあくまでもぼくの意見です。
理由は少なくとも3つはあります。

理由1:「間違っていた」だと前に進めるから

失礼ですが、あなたはどんな時に人に相談しますか?

落ち込んでいるとき・悩んでいるときではありませんか?

では、どうして「この状態」に陥ってしまったのでしょうか?

…「間違っていたから」であってほしいですよね。

もし、

あなたは間違ってない。よく頑張ったよ。

とやってしまうと、気持ちは救われますが、希望も無くなってしまいます。

自分はよくやった。だから、もうあきらめよう…

それなら、間違いを指摘したほうが前に進めると思いませんか?

そうか!だからうまくいかなかったのか!

間違いに気づく=大きな希望です。

ぼくは恋愛相談をよくされますが、相談者が犯したミスを解説します。「でもそれだと、相手は(ネガティブな気持ち)を感じると思うよ」とズバッと言うわけです。

すると相手は「たしかに!!」となり、後悔しながらも前に進めるようになります。

理由2:ネガティブ・インパクトを食い止めるため

「やっぱり私は正しいんだ!アイツが間違っているんだ!」←コレを防ぐためです。

その場しのぎで相談者の味方をすることは、不満の正当性を認めることです。人は正当性を認められると、被害者ヅラして色んな人に吹聴します。愚痴を堂々とまき散らすわけです。

「全肯定」はまさに火に油を注ぐ行為です。

あなたの気持ちはわかるけど、あなたのココが間違っていると思うよ。

こうすれば、ネガティブ・インパクトを食い止められます。

理由3:勇気づけるため

相談者はだいたい「自信がない人」です。

そんな相手に、

そうなんだ。
自信がないんだね。

と言って「ふーん」とやるのと、

それは違う!
あなたなら絶対にできるよ!

と否定して励ますのとでは、どっちのほうが「相談してよかった~!」と思えるでしょうか?

価値ある相談は「相手は間違っている」という前提が必要だとぼくは思います。

コツ4:手を貸すときは負担にならない範囲まで

相談を受けるときは、自分が損しないこと

コレは絶対に押さえて欲しいルールです。

自己犠牲レベルまで行くと、怨みや後悔につながります。

仮に1000万円ある人が友人に500万円貸して「連絡がつかなくなった」としたら、どう感じますか?

財産を半分も失った!!
絶対に許せんっ!!

相談に乗るときはリスクを冒してはいけません。「これくらいなら」と思える範囲で相談に乗りましょう。

このルールさえ守っていれば、健全な人間関係を維持できますよ。

コツ5:愛だよ、愛!!

真面目な話、1番大切なのは愛です。つまり、手放しで相手の成功を望むことです。

  • 損得勘定はしない
  • 自分の都合を考えない
  • 自分のエゴを押し付けない

ポイントは「相手の今を大切にすること」です。

未来はなるようになる!
今の気持ちに従えば間違いない!

結局のところ、未来はなんとかなるんです。気持ちがプラスなら何でもOKなんです。

だから相手の「今」を大切にすべきです。

パン

パン

日本一の納税者、斎藤一人さんの「私は愛と光と忍耐です」を心の中で唱えると聖人化しますよ。ぼくはよく唱えています!

相談者は何を求めているのか?鉄板の「3つの目的」

最後に、相談事を攻略する最大の秘訣を紹介しますね。

ズバリ、相談者が求めていることを事前に知っておくことです。

相談者はあなたに何を求めているのか?

実を言うと、ぼくは相談者が期待していることを最初から把握しています。相談がスタートした直後には、言うべきことがだいたい決まっているのです!

その理由は、性格統計学の上級を受講したから。

相談に乗るのがめちゃくちゃ上手くなりました!

知識があれば、誰でも的確に返事できますよ。

「的確に返事する」とは?

「的確」とはつまり、相手が「その言葉を聞きたかった!」とつい反応してしまう、そんな言葉を投げてあげることです。

意見の押し付けは、かえって「口やかましい・うるさい」となるだけですよ。

相談者の目的「3つのうちの1つだけ」

人は相談するとき、次の3つのうちのどれかを期待しています。

相談者が求めていること
  1. 背中を押してほしい
  2. 話を聞いてほしい
  3. 解決方法を教えてほしい

相手は上記のどれを期待しているのか?

コレさえわかれば、あとは「相手が欲しがっている言葉」を伝えるだけ。けっこう簡単です。

逆に、相談者が求めていることをわかっていないと、反感を買います。どれほど懸命に相談に乗ってもです。

  1. 好きな人に告白したい←話を聞くだけの友達
  2. 話を聞いてほしいだけ←意見を押し付ける親
  3. 具体的に知りたい←応援しかしない上司

あなたならどう感じますか?

「相談の目的」は性格でほぼ決まる

実は、相談の目的は、その人の性格とリンクしています。

性格←相談の目的

ビジョン背中を押してほしい

ピース話を聞いてほしい

ロジカル解決方法を教えてほしい

性格的価値観3タイプ

それぞれの特徴(理由)を簡単に解説しますね。

ビジョン:背中を押してほしい

ビジョンは臨機応変な性格なため、話しながら考えを整理します。相談相手に求める役割は「とりあえず聞いてほしい」です。

なので、アドバイスはそこまで求めません。話しながら「できる」と確信できるアイデアを探しているので、「いいね・できるよ」で背中を押してあげるのが正解です。

ピース:話を聞いてほしい

ピースは共感を求める性格です。「相談したい」は経緯・背景・気持ちを共感してもらいたいということ。要するに親身に話を聞いてほしいだけです。

なので、アドバイスしてもすぐ反発されます。「どうしたらいいと思う?」と聞かれるまでは傾聴と共感に徹するといいでしょう。

ロジカル:解決方法を教えてほしい

ロジカル滅多に相談しません。自分で考えて行動する、いわば「自己完結」する性格だからです。

相談するときは、解決方法がどうしても見つからないときだけです。相談されたら具体的にアドバイスしましょう。

まとめ:相手の性格がわかっていると聞く側も楽になる!

相手は答えを求めているのか?
それとも、ただ聞いてほしいだけなのか?

この違いを見抜ける人は相談を受けても絶対に失敗しません。

ではどうやって相手の性格を見抜くのか?

その方法は本ブログをお読みいただくとわかるようになります。

本記事を面白いと思った方は、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

今回は以上です。

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勇者パン

勇者パン

資格:伝え方コミュ検定「上級」取得済
 あなたは「アイツ何なの?」と誰かにムカついたことはありませんか?
 本ブログのテーマは【響く言葉でアイツを変える!】です。
 人に影響を与えて幸せを掴みましょう。ぼくは対人能力のおかげで過去に2度スカウトされて月収16万→45万になりました。
 人間関係でストレスを抱える読者の方々に解決方法をお届けします!

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