あるとき、友人に言われました。
友人
頭が悪いから生きづらいよ。
実のところ、彼は会話中に意識がどこかに飛んでいたり、何度説明しても理解できなかったりするので「たしかに」でした。
やはり頭が悪いのでしょうか?
結論から言うと、友人は“ビジョン”という性格で、細かい指示や長話が苦手なだけでした。
本記事では、
- 頭が悪い人の特徴
- 性格:ビジョンとは
- 生きづらい人生を攻略するには
についてお話しします。
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
本記事を読めば、あなた(ビジョン)の強みがわかるはずです!
目次
頭が悪い人の特徴5選
本題に入る前に、断っておきたいことがあります。
注意:「頭が悪い」について
「頭が悪い」と言っても、色々な解釈があると思います。
- IQが低い
- 集中力がない
- 習得に時間がかかる
- 常識やマナーがない
- 敵を作る行為を繰り返す
他にもまだあると思いますが、本記事が扱う「頭が悪い」はかなり限定的です。
何が言いたいのかというと、無条件で「頭が悪いままでいい」ではないということ。
どうか人格と性格を一緒にしないでくださいね。
それでは本題に入りましょう!
「頭が悪くて生きづらい」と感じている人(主に友人)の特徴を5つピックアップしました。
- 理解力がない
- 集中力がない
- 効率が悪い
- 感情的
- 語彙が少ない
1つずつ解説しますね。
特徴1:理解力がない
情報を整理しながら聞くのが苦手で、なかなか理解できません。
クラスや職場など、集団の中では空気を読んで「わかったフリ」をしますが、あとで知人に「あれってどういうこと?」と確認することが多いです。
特徴2:集中力がない
細かい指示や長い説明が苦手で、すぐに意識がどこかに飛びます。
1対1の会話中でも脳内に沸く「関係のないイメージ」に意識を奪われることが多く、「ねぇ、話聞いてた?」と尋ねられることが多いです。
特徴3:効率が悪い
段取りを組むのが苦手で、無駄な行動が多いです。
行き当たりばったりなため、損や後悔をよくします。
特徴4:感情的
常識や理屈より、自分の感情が大切です。
冷静に考えれば「仕方がない」と割り切れることでも「それはおかしい!」と駄々をこねることがよくあります。
特徴5:語彙が少ない
言葉で描写するのが苦手です。
おいしいものを食べたら「おいしい!」
まずければ「まずぅ…」
人を褒めるときは「すごい!」
理解できない時は「え?」
表現の幅が狭いので、周りの人が「この人頭悪い?」と感じるかもしれません。
頭が悪いとなぜ生きづらいのか?
「頭が悪くて生きづらい」と感じる理由は主に3つあります。
理由1:人は「自分にないもの」に惹かれる生き物
「頭の良い人」を見ると、自分にはマネできないと感じませんか?
頭のデキが違うことに劣等感を感じているから「生きづらい」のではないでしょうか。
理由2:選択肢が狭いと感じている
どちらかというと「頭が良いほど人生の選択肢が多い」と感じていませんか?
例えるなら「中卒は職業選択の自由が少ない」に似ています。選択肢がないという意味で「生きづらい」のです。
理由3:人からよくいじられる
良い雰囲気なら「いじられる」ですが、悪ければ「いじめ」です。
いずれにせよ、「人にバカにされる」ことが多いから「生きづらい」というわけです。
頭が悪いのではなく「そういう性格」
さて、ここからが本題です。
これまでは「知能が低い」と思っていたかもしれませんが、「実は違う」ということをこれから説明していきます。
まさしく「ビジョン」という性格です!
「頭が悪い人の特徴5選」は、性格統計学における「ビジョンタイプ」そのものです!
- 理解力が足りない
- 集中力が足りない
- 効率が悪い
- 感情的
- 語彙が少ない
- 実際にやりたい(経験したい)
- 細かい指示や長い話が苦手
- 臨機応変に行動したい
- 「やりたい!」という気持ちや直感が大切
- 口癖は「すごい、絶対、とりあえず」
ビジョンは別名「願望型」です。つまり、自分の気持ちと直感に従って行動したい性格ということ。計算・計画・理詰めで進むタイプではないのです。
例えるなら、戦隊ヒーローのレッド(リーダー)です。元気いっぱいで時折「頭が悪い」と思わせる場面もありますが、本当に頭が悪かったらリーダーなんてできませんよね。仲間がついてくるのは、ゴールに向かって臨機応変に突き進む力強さがあるからでしょう。
何が言いたいのかというと、頭が悪いのではなく「行動的という才能に恵まれている」ということです。
「頭が悪い」は間違いなく強み
話は少し変わりますが、ぼくは「頭が良い」と言われて育ちました。ぼくの友人もよく「頭いい!」と言ってくれます。
でも、裏を返せば「臆病」なんです。考えすぎて結局行動しない、なんてこともよくありました。
ところが友人は、とても行動的です。本人は「バカだから」と軽く考えていますが、感覚で動けるのは、羨ましいと思うくらい確かな「強み」です。2人で参加したセミナーで彼が勇気を出して挙手して、ステージに上がって総勢500人の前で目標を叫んだときは、とても眩しく感じたものです。
加えて、友人は人を楽しませるのが得意です。面白いトークを次から次へと聞かせてくれるのです。それって「頭が良い」と思うのですが、あなたはどう思いますか?
生きづらい人生をどう生きればいいのか
ぼくからすれば、友人は十分に価値があり、十分に魅力的な存在です。
にもかかわらず、
- 頭が良い人が羨ましい
- 人生の選択肢が狭い
- バカにされやすい
といった「生きづらさ」を感じています。
もしあなたも似たような悩みをお持ちなら、これから述べる3つのことをどうか忘れないでください。
生きづらいなら1:自分の性格を受け入れる
あなたの性格は、あなただけに授けられた大切な個性です。
きっと他の人が輝いて見えると思います。
でも、他の人もあなたが輝いて見えています。
自分が授かった性格を1つの役割として受けとめましょう。
生きづらいなら2:あなたの強みに意識を向ける
性格上、強みは絶対にあります。
計画的・理詰めに進む人も必要です。
でも、臨機応変・直感で進む人も世界には必要なんです。
どうか卑屈にならず、自分の強みに意識を向けてくださいね。
生きづらいなら3:他の性格タイプを知る
「頭が良い・悪い」は優劣ですよね。
ところが実際は「計画重視 VS 臨機応変」です。
それぞれ違う個性・違う強みなんですね。
なので、性格統計学で「性格の違い」を学んでみてはいかがでしょうか。他の性格も知っていると、お互いに価値ある存在だと心から認められますよ。少なくともぼくは「みんな違って、みんないい」を体験できました。心からおすすめです!
まとめ:あなたは今のままで十分に価値がある
性格からくる頭の悪さは、決して「欠点」ではありません。
あなた(ビジョン)は頭脳より、感情を使うタイプなのです。
あなたのことが好きな人はたくさんいるので、どうか自分の強みに意識を向けてくださいね。
今回は以上です。