浮気を非常に高い確率で防げる言葉があるとしたら、知りたいと思いませんか?
今回はそんな魔法のような言葉をご紹介しますね。
ちなみにですが、こんなセリフを言ったことはありませんか?
- 浮気したら別れるから
- 浮気したら自分も浮気するから
- 浮気してもいいけど、バレないようにね
- 大好きだよ
- 今日は何してたの?
これらは全て効果なし~効果が薄いです!
その理由はこの後解説しますね。
本記事では、
- 浮気を防ぐのに重要な2つのこと
- なぜ上記のセリフは効果が薄いのか
- 浮気を防ぐ最強の「響く言葉」
についてお話しします。一応「男性の浮気を防ぐ」というスタンスですが、女性に対しても効果バツグンです!
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
本記事でご紹介するある言葉を聞かせるだけで、あなたは浮気の心配とオサラバできるはずです!
目次
浮気しないよ(ウソ)!人が約束を守るのはどんな時?
まずは、本記事の冒頭でも挙げた以下のセリフがなぜ間違いなのか、その理由から解説しますね。
- 浮気したら別れるから
- 浮気したら自分も浮気するから
- 浮気してもいいけど、バレないようにね
- 大好きだよ
- 今日は何してたの?
内なるコミットメントを引き出せていないから
約束を守らせるのに必要な手続きとは
命令に従わせたいなら脅せばいいだけです。本物の拳銃があればほとんどのお願い(命令)は聞き入れてもらえるでしょう。
でも約束を長期にわたって守らせるには、以下の2点を押さえなければなりません。
- 自分の意思で決意させる
- コミットメントを宣言させる
約束を守らせる1:自分の意思で決意させる
人に約束を守らせるには、自分の意思で決意させることが何よりも重要です。
✕ あなたが「浮気はダメ」と言ったからしない
◎ 自分で「浮気はしない」と決めたからしない
例えば医者から「これ以上タバコは吸わないでください」と言われたとして、本心であろうとなかろうと「わかりました」と返事しますよね。
ですが、医者にダメと言われたから我慢するのと、子供が結婚するまで元気に生きていたいから我慢するのとでは、どちらの方がより約束を守り続けるでしょうか?
後者を本記事では「内なるコミットメント」と表現しています。
約束を守らせる2:コミットメントを宣言させる
人は「一貫性」に縛られる生き物です。自分の立場を1度公言すると、そのコミットメントに縛られます。
例えば、普段なら機械的に損切する株トレーダーでも、ひとたび「この銘柄は上がる!」と誰かに話してしまうと、その銘柄では損切できなくなるのです。
これは自分の行動をその立場と一貫させようとする強い力が働いたためです。
したがって、相手に浮気してほしくないなら「浮気しない」と宣言させる必要があります。
約束を守らせる方法まとめ
つまりこういうことです。
- 内なるコミットメントを引き出し、
- 宣言させるべし
…わかりやすく言うと『本心から「浮気しない」と宣誓させる』ですね。
以上を踏まえて、冒頭のセリフをもう1度確認してみましょう。
- 浮気したら別れるから
- 浮気したら自分も浮気するから
- 浮気してもいいけど、バレないようにね
- 大好きだよ
- 今日は何してたの?
どのセリフも2つの条件を同時には満たせていませんよね。
- 内なるコミットメントを引き出す
- 宣言させる
「浮気したら別れる」では内なるコミットメント?を引き出せないのでしょうか?
あなたのことが大好きなうちは、本心から「浮気しない!」と思うでしょう。しかし中には「たぶん許してもらえる」とか「別れてもいい」と思う人もいるはずです。
いずれにしても「脅し」で縛りつけるのはおすすめしません。
- 浮気したら別れるから!
- 浮気したら自分も浮気するから!
その理由についてじっくり解説しますね。
「脅し」は効果が薄いと判明
次は、脅しが浮気防止に役に立たない理由についてお話しします。
「脅し」が効果を発揮するのはどんな時?
脅しは人を動かす力があります。とりわけ「今すぐ行動させたい場合」は脅しが最も有効な説得方法かもしれません。
なので「浮気したら別れる」も効力はあります。
ですが、あくまでも「一時的には」です。
残念ながら、自分の監視下にないときにも約束を守らせるほどの効力は「脅し」にはないのです。
その証拠となる実験結果があるのでご紹介しますね。
ジョナサン・フリードマンの実験
スタンフォード大学のジョナサン・フリードマン博士は、小さな男の子たちを対象に「このおもちゃを触ってはいけない」と言われただけで、6週間後もそのおもちゃで遊ばずにいられるかどうかを実験しました。
まず、男の子をたくさんのおもちゃがある部屋に1人にします。そして「このおもちゃで遊んだら怒るぞ」と脅しました。
すると22人中20人はそのおもちゃに触れませんでした。
その6週間後、同じ部屋で今度は別の人間が「どのおもちゃで遊んでもいい」と伝えたところ、77%の子供たちが以前に禁止されたおもちゃで遊びました。
次に、別の男の子たちに同様の実験を行うのですが、今度は脅すのではなく「このおもちゃで遊ぶのは悪いことだから」と理由を説明しました。
このときも22人中21人はロボットに触れませんでした。脅したときとほぼ同じ結果です。
ところが、ここからが前回とは大きく違う結果となりました。
前回同様、6週間後に「どのおもちゃで遊んでもいい」と伝えたところ、禁止されたおもちゃで遊んだ子供は33%に過ぎなかったのです。
脅しは逆効果であることが判明
この実験結果で得られる教訓は以下の通りです。
監視が届かないときも約束を守らせたいなら「指示するだけ」で良く、脅しは逆効果である。
指示だけ与えると、自分で理由を補完するようになる。
まず教訓1ですが、脅すと相手の思考に浮かぶのは「それはいけないこと」ではなく「お仕置きされるかもしれない時にそれをするのは賢くない」になってしまうということです。
そして教訓2は、自分の行動を説明するために「それをしなかったのは、自分がそうしたくなかったから」という理由をでっち上げるということです。
この知識は「浮気防止」に大変役に立ちます。
相手を脅す―例えば「浮気したら別れる」―と、バレる恐れがある時は浮気しなくなるかもしれません。
しかしこれでは「浮気はいけないことだからしない」にはなりません。
そう思わせるには、脅しはかえって逆効果なのです。
では、どうすれば「浮気はしない!」と本心から思わせられるのでしょうか?
浮気を防げる最強の言葉とは
お待たせしました!
浮気を防ぐためには何と言えばいいのか、その答えをお伝えします!
浮気してほしくないならコレを言え!
ズバリ「浮気しないでね。信じてるから」です!
簡単に解説しますね。
浮気しないでね。信じてるから
先ほどご紹介した男の子の実験と同じく、この言葉も「浮気しないでね」で行動を禁止します。
重要なのはここからです。
「信じてるから」は相手の一貫性を刺激するのに1番適した言葉です。
考えてもみてください。このセリフに「大丈夫。浮気しないよ」と公言した時点で「自分は人様が信じるに足る人物である」ことに同意したことになりますよね。(ここで一貫性が働く)
そしたら、どんな人でもこうなります。
- 自分の言葉を裏切りたくない
- 相手が信じる自分でいたい
これぞまさしく「内なるコミットメント」です。
相手は「大丈夫。浮気しないよ」と口にした時点で、自分自身をギチギチに縛り上げてしまうのです!
2つの注意点
言うまでもないかもしれませんが、成功率を上げるために注意してほしいことが2つあります。
注意1:コミットメントを公言させるべし
「浮気しないでね。信じてるから」と口にしただけではダメです。
相手が「浮気しないよ」と公言してはじめて言葉の卍固めが完成します。
したがって、相手が誤魔化そうとしたら「浮気しないよね?」と問い詰めましょう。
注意2:何度も言わないこと
浮気を恐れて何度も何度も「浮気しないでね」と言う人がいますが、それはNGです。
してないことを疑われることほど人を失望させる行為はありません。
- 1回目→もちろん!
- 100回目→疑いすぎ。ホントにしてやろうか?怒
とりわけ「信じてるから」と言っているのです。それなのに何度も言ってしまうと「実は信じていない」となりますよね。
ぼくの意見としては、1年に1度言うくらいがちょうどいいと思います。
まとめ:内なるコミットメントを引き出せ!
「浮気しないでね。信じてるから」
これは、会社で例えると「頼んだよ。期待してるから」とか、「大丈夫。君なら間違いない」と言われているのと一緒です。
相手の期待に応えたくて「できる自分」という一貫性を保とうとします。
つまり、めっちゃ効きます!!
手放したくない恋人・伴侶がいる方は、ぜひこの言葉で釘を打ってくださいね。
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今回は以上です。