40代・主婦のお悩み↓
話を聞いて欲しいだけなのに、いちいち指摘してくる夫に苦しんでいます。
こちらとしては、今日あった出来事やその時に感じたことをシェアしたいだけなのです。例えば今日の子供の様子、ご近所さんとどんな話をしたか、買い物中の出来事などを夫に話すと「それはお前が悪い」「そのときこういう風にした?」「アルバイトなんだからしょうがないだろ」と否定的な言葉が返ってきます。
本当は「それは大変だったね」とか、「気持ちわかるな~」とか言ってほしい。でも夫の話をモヤモヤした気持ちで聞いています。それがとてもイヤなので、テレビのことや世間話など当たり障りのない話題を選んで話しています。
でも1度ストレスが爆発して「そういうアドバイスいらないから!ほんとウザい!」と怒ったことがあるのですが、その時は大ゲンカになってしまいました。それからしばらくは口をきかなかったのですが、結局何もかも元通りに。夫も相変わらずで、指摘しないと気が済まないのだと思います。
夫はそういう性格と割り切って我慢するしかないのでしょうか?正直、離婚も考えています。
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
本記事を読めば、旦那さんがアドバイスをしたがる理由とやめさせる方法がバッチリわかるはずです!
目次
彼氏や夫がアドバイスをしたがる本当の理由
結論から言うと、奥さんは性格統計学の「ピース」で、旦那さんは「ロジカル」だと思います。
あなたと彼の性格の違いとは
あなたの性格はピースではありませんか?
ピースの特徴
ピースは「理由・経緯」を大切にする性格です。
例えばあなたは「説明」が苦手だったりしませんか?
これは、経緯を含めて全部伝えなければならないと思ってしまうピースの欠点です。自分はよかれと思って経緯から結末までを順番に話すのですが、相手は結論が見えなくて思考が宙ぶらりんになることがよくあります。
一方で、旦那さんはロジカルの可能性が高いです。
ロジカルの特徴
ロジカルは「論理・計算」を大切にする性格です。
話を聞くときは「結論+必要な情報」というシンプルな構造を好みます。そして何らかの答えを出すことがロジカルの得意とするところです。
以上を踏まえると、あなたと旦那さんはピースとロジカルの組み合わせでありがちなケースと言えるでしょう。
アドバイスはいらない!ピースの感じ方
あなたは人に話を聞かせる際、全部を報告しなければならないと思う傾向があると思います。
例えば今日あったことを色々と聞いてほしいと思いませんか?
すると「私が感じたことを疑似体験してほしい」と思って1日の出来事をマシンガンのように話してしまいがち。
それはもう、全部話したがります。
つまり、相手に話を遮られると内心「まだ話は終わっていない!」と感じるんですね。
では、ロジカルはどのように感じるのでしょうか?
もっと改善できる!ロジカルの感じ方
旦那さんはおそらく、あなたの話には何らかの「目的」があると思っています。
もう少し具体的に言うと、あなたには何らかのゴールがあって、そのゴールに到達するための方法を模索していると受け取ってしまうのです。
例えば、あなたが「店員さんの態度がイヤだった」と言えば、
- 相手の態度を改めさせる方法を知りたいの?
- 自分にどんな落ち度があったか知りたいの?
- お店に文句を言いたいの?
という具合に、あなたの目的を勝手に想像して、勝手に設定してしまいます。
だからこそ「それはね…」とアドバイスしたくなるのです。
「性別」は関係ない
よくこんな風に言いますよね。
- 女性は共感が好きだから
- 男性は論理的に考えるから
でも個人的には「性別は関係ない」と思っています。
というのは、ぼくの友人(男:ビジョン)が「人の話を聞く」のが非常に上手だからです。
ぼくだったら「それはお前が悪いよ」とつい言ってしまうタイミングでも「あ~、そうだよね~」と共感してくれます。話を盛り上げることに集中してくれるのです。
でも、出会い系サイトで知り合った女性(ロジカル)は的確な意見をすることに集中していました。こちらが自己紹介がてら過去の出来事を話すと、解決策を探す方向で話が進んでいくのです。
ですので、相手が女性だから傾聴して、相手が男性だから意見を出し合って、という考え方だと相手にストレスを与える可能性が高いと思います。
うざいアドバイスをやめさせる方法
ここからは解決方法をご紹介します。といっても、やることは簡単です。
あなたが「共感しながら最後まで話を聞いてほしいんだけど」という前フリをしてから話を始めればいいのです!
解決策:ロジカルには「話す目的」を最初に伝えるべし
解決方法はズバリ「話す目的」を最初に伝えるです。
ロジカルは役割を果たすことに並々ならぬ熱意を感じます。そもそも、あなたの話を遮って指摘するのも「アドバイザー」という役割をキチンと果たそうとした結果に過ぎません。
アドバイザーって、そんなの求めてないし、お願いもしてないんですけど!?怒
お気持ちはわかりますが、逆に言えば「ただ話を聞いてほしい」とも言っていないわけです。
それはつまり、ロジカルからすると目的不明なまま話を聞くことになります。ロジカルにはこの状態が気持ち悪いのです。話を聞きながら「で?何が言いたいの?」とずっと思ってしまいます。
この気持ち悪さを解消するために「自分はアドバイザー」と思って話を聞くのです。
したがって、話をするときは「共感して欲しい」「最後まで聞いてほしい」という目的をしっかり伝えることが非常に大切です。
ロジカルなあなたへアドバイス
もしあなたが夫側、つまり「つい指摘してしまう」ことに心当たりがあるなら、この質問を自分に問いかけてみてください。
「相手が本当に求めていることは何か?」
この「本当に」がポイントで、あなたがよかれと思っていても、実際は違うことがよくあります。
特に今回のケースでは、最終的には「今あなたが食べているそのお肉は、お店が謝罪して8割引きにしてくれたの!」だったかもしれないのです。
それなのに「店員さんの態度がこうで…」と言っているときに、求められていない行動(アドバイス)をしたら、相手はどんな気持ちになるでしょうか?
ピースの話し方だとこういうすれ違いがよくあります。
ですので、相手を想うからこそグッと我慢して話を聞いてあげてくださいね。
もし難しいときはこう言ってみてください。
何の話か最初に言ってくれるかな。目的や結論がわかってると話を聞きやすいんだ。
つまり、あなたが聞きやすい構造になるように話を修正してもらえばいいのです。
お互いに歩み寄るとステキだな~とぼくは思います!
まとめ:困った時は「感じ方の違い」を思い出そう!
毎回「黙って聞いてほしいんだけど…」と言って会話をスタートするのはあなたにとっても、また旦那さんにとっても負担に感じるかもしれません。
あなたは言うのが面倒になり、旦那さんは「俺はカカシか?」と不満を覚える。そんなのイヤですよね。
何より、自然な会話を楽しみたいと思いませんか?
そうであれば、あなたの感じ方を伝えてみることをおすすめします。
- ロジカルなあなたはこんな風に感じるよね。
- でもピースな私はこうなんだよ。
本ブログをご愛読いただくか、性格統計学をご受講されると相互理解を得やすいと思います。
重要なのは「相手の感じ方も理解すること」です。
俺の感じ方、わかってくれたか!
君の感じ方もなんとなくわかるよ!
自分の感じ方を押し付けるだけだと、相手も同様に押し付けたくなります。
だからこそ、まずは旦那さんの感じ方を理解してあげてくださいね。
今回は以上です。