20代・会社員のお悩み↓
私は幼い頃から、親に否定されて育ちました。顔も、話し方も、友人関係も全否定です。「あんたは本当に何もやってもダメだ」と言われ続けました。
いいかげん母の言葉を気にするのもバカらしいと思い、社会人デビューで髪型やファッションを変えてみました。
でも「見た目を変えても中身がダメだ」とか「本当に自分が好きなんだね」とか言われました。結局、私が何をやっても文句を言われるみたいです。
母といたら人生を潰されると思うので家を出ようと思います。ですが、おなかのあたりに黒いモヤモヤを感じます。悔しいのだと思います。
親の性格を変えることはできますか?
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
本記事は、2ステップで関係の修復を目指します。
ステップ①「攻撃は最大の防御」
ステップ②「響く褒め言葉」
どうぞ、気軽な気持ちでお読みください。
目次
毒親を変えるには1:攻撃は最大の防御
結論から言うと、この問題は性格統計学の「響く褒め言葉」で解決しますよ。
相手の価値観に一致する褒め言葉のこと。相手の心を確実に満たせる。
順番に説明しますね。
親が否定しかしないのは「気持ちいいから」
ぼくの意見としては、親が子供を否定するのは、気持ちいいからだと思います。子供を「自分の気持ちを満たす道具」にしているのではないでしょうか。
子供=気持ちを満たす道具?
親からすれば、子供は八つ当たりや暴言をしっかり受け止めてくれる存在なんですね。
- 親より知能が低い
- 親より力がない
- 親以外に頼れる人がいない
- 親の言うことを正面から受け止める
- 1度たりとも反撃しない
子供はあらゆる面で格下だから叩きやすいのかも。
親が子を否定するメリットとは?
弱い者いじめは、さぞかし気持ちいいでしょうね。
1つ、子供の気持ちを考えなくていいんです。
2つ、言葉でボコボコにできると「自分強いな~」と自己陶酔できます。
3つ、人生に失敗しても「グズなこいつがいるから」と責任転嫁できます。
つまり、子供を否定しまくる親はメリットをいくつも得ているのです。
否定しかしない親と向き合うための考え方「攻撃は最大の防御」
ぜひ「攻撃は最大の防御」を意識してください。
イヤな言葉を投げかけてくる相手にじっと我慢する(防御に徹する)のは愚策なんです。例えるなら、ガードしかしないボクサーのようなもの。
攻撃する側は全然怖くないので全力で叩き続けます。ガードしてても痛いのに、うっかりガードのスキマに入ったら気を失いますよ!
この状況を打破するには、こちらも手を出すのが1番です。
そうすれば、親は警戒して迂闊に手を出さなくなります。
傷ついた時は、なりふり構わず反撃しよう
もし親に傷つくことを言われたら、思いっきり反撃(反論)しましょう。
反撃の内容は何でもOKです。的外れ上等!
「言われっぱなし」だけは阻止しましょう。
とはいえ、相手は親ですから、負け戦になるでしょう。
でも、負けてもいいんです!
窮鼠猫を嚙む理論
「反撃しましょう」は、自然界の法則に則ったアドバイスです。
自然界では「万が一」をものすごく警戒します。明らかに自分よりも弱いのに、平然と襲い掛かってくる相手からは「逃げよう」とするのです。人だって、恐怖心さえなければスズメ蜂なんて瞬殺できます。でも逃げますよね?
利益に比べて「害が多い」なら、普通は手を出しません。
親に「小言を言ったら害がある」と思い知らせてやりましょう。我慢し続けるよりずっとマシです。
「窮鼠猫を噛む」でも「一矢報いる」でもいいので、相手にも傷を負わせるという気持ちが大切です。
ただし!
反撃は「マウントを取り返す」だけで、根本的な解決にはなりません。
本当の解決方法は「普段の小さな勇気」です。
毒親を変えるには2:響く褒め言葉
親が否定ばかりする理由は、前述のとおり「気持ちいいから」です。
ということは、こちらから「気持ちいい」を叶えてあげれば万事解決なんですね。
相手を気持ち良くするには?
そう、褒めればいいんです。
ぼくの体験談を1つご紹介します。
【体験談】敵だった祖母を味方にした「響く褒め言葉」
以前までは、祖母は「敵」という印象でした。
- 家事をしても感謝されない
- 何もしないと小言を言われる
- よかれと思ってやっても愚痴られる
家事を手伝わないなら、小言を言われて当然でしょ。
ぼくからしたら、否定も愚痴もイヤだったんです。「やらされてる感」がモヤモヤでした。
響く褒め言葉で祖母が「味方」に!
あるとき、本ブログで紹介している『性格統計学』を見つけて、学んだことを祖母に試したんですね。
- 祖母の性格を調べて、
- 祖母に響く褒め言葉がわかって、
- 事あるごとに褒めまくった。
そしたらなんと、めちゃくちゃ親切になったのです!
心と心でつながっているこの感じは、まさに「味方」です!
祖母はピースなので、ひたすら「助かる・ありがとう」を伝えました。
一般的には、感謝は「褒め言葉」ではありません。
でもピースにとって、「役にたった」というメッセージは全部褒め言葉なんです!
普通の褒め言葉と「響く褒め言葉」の違いとは?
普通の褒め言葉との違いを解説します。
普通の場合
ズバリ「褒めたつもり」です。
褒める意図を伴って「言う」こと
例えば「スゴイですね」という一言。言ったほうは「褒めたつもり」ですが、あなたはどう感じますか?
褒め言葉は、相手に伝わらないと意味がありません。むしろご機嫌取り(お世辞)と思われて機嫌を損ねることも…。
響く褒め言葉の場合
響く褒め言葉とは、ズバリ「感動」です。言われた相手は心が動きます。
相手の価値観に一致する褒め言葉のこと。相手の心を確実に満たせる。
ぼくの祖母はピースなので「感謝」が響きましたが、相手がビジョンなら「オーバー」に、相手がロジカルなら「具体的」に褒めると効果バツグンです!
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
否定しかしない親は、周りの人から「響く褒め言葉」を一切言われていないのでしょう。
響く褒め言葉は人を癒す
重要なのは、あなたが「響く褒め言葉」を繰り返し言ってあげることです。
そうすれば、否定しかしない親は「あなただけは否定できない親」に変身します。
誰も認めてくれないけれど、この子だけは私の味方でいてくれる。なんて愛しい子なのかしら!!
もし窮屈な想いをされているなら、「性格統計学」を学んでみてはいかがでしょうか?
まとめ:言葉で人を壊すことも、癒すこともできる
親の否定をやめさせるには、親の気持ちを「この子を大切にしたい!」に変えるしかありません。
想像してみてください。
ペットの子犬が尻尾を振ってあなたを見上げたり、必死について来たりする姿を。
きゃわいいぃん!!!
親をこの心理にするには?
そうです、響く褒め言葉です!
ぜひ本記事の内容を実践してみてくださいね。
今回は以上です。