ご高齢者の方で食べたがらない人は多いです。
ぼくの祖母もその1人。
いつも「食欲がない」と言ってご飯を残します。
生きるためだからと説得しても、食べません。
では、諦めるしかないのか?
結論から言うと、あなたが「かけ声」を工夫すれば、きっと食べてくれますよ。
少なくとも、ぼくは成功しました。
本記事では、
- 高齢者が食べたがらない背景
- 自発的に食べたくなる声のかけ方
についてお話しします。
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
本記事を読めば、たった一言でご高齢者の方が「食べたくなる」はずです!
目次
食べない高齢者とどう向き合うか?
まずは、高齢者が食べたがらない背景についてお話ししますね。
高齢になると食欲が低下する
高齢になると、食欲は低下するそうです。
理由はいくつかあります。
- 筋肉ないため必要なエネルギーも少ない
- 活動量が少ない(運動できない)
- 消化酵素の分泌量が少ない
- 精神的負担(死が近い・孤独感など)
- 実はガンに侵されている
なので、少食は仕方ないです。
でも「それは食べなさすぎでしょ!」という場合は見過ごせませんよね。
無理に食べさせようとすると「死にたい」となる
かといって、言葉で「食べて!」と言ってもダメです。
効果がないのはもちろん、説得は高齢者にとって苦痛でしかありません。
食べたくても食べられないの!怒
こんな風になります(-_-;)
あなたが「食べたくなる工夫」をするのは負担が大きすぎる
でも言葉以外で工夫するのは、あなたの負担が大きくなります。
- 一緒に料理する
- 高級食材を使う
- 美味しそうに盛り付けする
工夫をしたところで、食べてくれませんけどね。
そもそも、本人だって食べないといけないことくらいわかっています。それでも食べないのは苦しいからです。
ですが、こちらが努力するほど「そっちも頑張ってよ!」とつい押し付けたくなるものです。
本当は食べられる。「食べたくない」だけ
人によっては「無理に食べさせてはいけない」と言う人もいると思います。
でも、見ていて思いました。
本当は食べられるのです。
ごはんは残したくせに、クッキーは食べています!
つまり「ただ食べるだけ」だとテンションが上がらないわけです。
重要なのは、やはり「あなたの声かけ」です。
パン
性格統計学で学んだことを実践したら、あっさりと食べてくれました!
次は、ぼくが実際に試してうまくいった方法をお話ししますね。
「響く言葉」だけで解決しました
始めに断っておくと、性格統計学は「相手に響く伝え方」を大切にしているので、ぼくの祖母に響いた声かけがあなたの祖父母にも通用するとは限りません。
今回紹介するのは「ピースが相手の場合」です。
性格がピースなら、相手がお子さんでも通用しますよ。
「食べてくれると“助かる”んだけど」
ピースの原動力は「感謝されたい」
性格統計学ではじめて知ったのですが、ピースは「褒められたい」より「感謝されたい」と感じる性格なんですね。
実はぼくもピースなので、教わった瞬間「うわっ!その通りだ!!」と感動しました笑
祖母は毎回「もういい」と言って食事を残すのですが、頑張れば完食できそうなんです。
でも、最後の数口がキツイのでしょう。
そこで、ピースに響く声かけを考えました。
ズバリ「食べてくれると“助かる”んだけど」です。
これを言ったら、祖母は笑ってパクっと口にしてくれました。
それを見届けたぼくは、もちろん「ありがとう」と言いました笑
言われてうれしい言葉をかけられたことで、食事が「達成(完食)したい!」になったと。よかったよかった!
あなたの祖父母は何タイプ?
相手がピースなら、このまま実践すれば食べさせることができると思います。
でも違う性格タイプなら、きっと通用しません。
今回は「イヤがる祖父母に食事を食べさせる」がメインテーマでしたが、性格統計学はありとあらゆる場面で活躍します!
ですので、これを機に学んでみてはいかがでしょうか。
そして「相手の性格」をよく学んで、ぜひ気持ちよく食べさせてあげてください。
まとめ:食べない高齢者は先に気持ちを動かそう!
ぼくの祖母は急に食べられなくなりました。
そうなってから半年後に「肝臓ガン」が発覚。
その後、お医者さんは言いました。
医者
病気と闘うのに大量の栄養が必要です。
少しでも長生きしてほしい方は、何としてでも食べさせてください。本人の闘う意思は、あなたがどう声をかけるかにかかっています。
今回は以上です。