パン
付き合い始めがうまくいかないのはなぜだろう?
これまでに十何名かの女性とお付き合いさせていただきました。
そのすべてにおいて、どういうわけか“初期段階”で険悪なムードになります。
例えば相手がすねたり、こちらがムカついたり、感情的になってケンカすることがよくありました。
そのうち「これはきっと試練なんだ」と思うように。
コレを乗り越えることでやっと本物のカップルになれるのだ。
そう自分に言い聞かせました。実際、この時期を乗り越えた後は滅多にケンカしなくなります。
そして後日知ったのですが、この考え方はあながち間違いではありませんでした!!
結論から言うと、女性はどうやら男性をテストしたくてたまらないようなのです。
そこで本記事では、女性はなぜ男性に試練を与えるのか、そしてうまくいかない時期を乗り越えるにはどうしたらいいのかについてお話しします。
本記事の内容はこちらです。
- 女性が男性に試練を与える理由
- 付き合ったばかりの男性が気をつけるべきこと
- 付き合ったばかりの女性がやってはいけないこと
パン
ぼくは伝え方コミュニケーション検定の『上級者』です。
本やセミナーで学んだヒューマン・スキルを実践しながら情報発信しています!
本記事を読めば、選んだ相手と末永くお付き合いできるようになるはずです!
目次
付き合い始めがうまくいかないのはなぜか?
まずは、付き合い始めがうまくいかない理由について解説しますね。
どちらかがもう一方に「加入儀礼」を仕掛けるせい(女→男が多い)
付き合い始めたばかりの女性は情緒不安定?!
あなたが男性ならお尋ねしたいのですが、「この女メンドクセー!」と思ったことはありませんか?
- マメに連絡するよう要求してくる
- メールが少ないと文句を言われる
- 無理なのに「会いたい。来て」しか言わない
- 言うことを聞かないと怒る
彼氏
わがまま言いたい放題かよ?!
…もっと対等に付き合いたいですよね。
でもこれは男性目線。
あなたが女性なら、おそらくこう思っていることでしょう。
彼女
私のことが本当に好きなら、行動で示してほしい。
とどのつまり、女性は「自分のためにどれほど犠牲を払えるか」を見ることで、自分への気持ちが本物かどうかをチェックしているのです。
男は「疑いからではなく信じる気持ちからスタートしてほしい」と考えることでしょう。
でも実は、女性のわがまま・いじわるは「スキの度合いを知りたいから」だけではありません。もっと大切な目的が隠されているのです。
女性は「加入儀礼」を仕掛ける生き物
付き合い始めたばかり女性が「悪女」になるのは、そうすることで関係が強化されるとなんとなくわかっているからかもしれません。
どういうことかというと、人は苦労するほど価値を感じると知っているのです。
例えば厳しい面接を乗り越えた人は、面接もなく即採用された人よりも「その会社に属することは価値がある」と考えるようになりますよね。
1959年に発表されたエリオット・アロンソンとジャドソン・ミルズによる研究結果でも、
何かを得るために苦労した人は、苦労なく得た人よりもずっと強く「価値がある」と感じるようになる
と結論づけています。
この研究では、どう見ても「つまらなくて価値がない集団」に被験者を参加させる際に、
A 非常に困難な加入儀礼を与える
B 楽な加入儀礼を与える
C 加入儀礼なし
というパターンを作りました。
その結果、加入儀礼が過激になるほど「この集団は自分にとって価値がある」と考えるようになったのです。
つまり、付き合い始めたばかりの女性が「悪女」になるのは、例えるなら新人イジメのようなものなんですね。
新人イジメを乗り越えた人は、最初から受け入れられた人よりも集団に寄与するようになります。
同様に、女性のわがまま・いじわるを乗り越えた人はより一層「ずっとカップルでいたい」という気持ちにさせられるのです。
付き合い始めに気をつけるべきこと【男性編】
付き合い始めがうまくいかないのは、女性が男性を試すからです。
ですが、そのおかげで「安定した幸せなカップルになれる」とも言えます。
したがって「やめろ」と言うわけにもいきません。
そこで男性諸君に試練を乗り越えるためのポイントをいくつかお話ししますね。
ポイント1:試されていると自覚すべし
彼氏
この子と付き合うのは失敗だったかな…
こんな風に考えるのはナンセンスです。というのは、他の子と付き合っても似たような苦労を味わうからです。
ぼくも散々経験しました。おかげ様で「女性はそういう生き物」と割り切れるようになりました。
付き合い始めの時期は、会社で例えるなら「試用期間」です。この時期は「これでもか!」というほど無茶をさせられます。その無茶を耐えきった人だけが集団に認められるわけです。
ですので、しばらくは我慢して女性に合わせましょう。長くても3カ月程度の辛抱ですよ。
ポイント2:儀式の後に想いを馳せるべし
付き合い始めると「こんなにわがまま言う子だったのか…」と少し後悔すると思います。
するとこんな風に思うかもしれません。
彼氏
この子と付き合い続けてもいいのかな…
ですが、これもナンセンスです。なぜなら、彼女の姿は「真実ではない」からです。
あえて「悪い側面」を見せているだけ。
あなたを試しているだけなのです。
彼女
こいコラ!!
こんな私でも受け入れられるのか?!
彼女は「そんな君でも受け入れるよ」と思ってほしいのです!
満足すれば、今度は男に尽くしてくれます。そしたら安定した幸せなカップルになりますよ。
ポイント3:「でも好きだよ」が正解
とはいえ、どうしても無理な場合もあります。
どうしても言い返したい時だってあります。
彼女が調子に乗り過ぎてどうしても我慢ならないときは、ケンカしてもOKです。
彼氏
ざっけんなお前!
いっつもそういう無茶言いやがって!
どうしてOKなのかというと、理由は2つあります。
理由1:彼女も「無茶させている」とわかっている
愛を確かめたいがゆえに、犠牲を強いている。この事実に気づかない、性格がお姫様みたいな女性も中にはいます。でも大抵の女性は自覚しているものです。
理由2:本音をぶつけた後に「でも好きだよ」で丸く収まる
本音をぶつけた後に「でも好きだよ」と言われたら、その言葉も本音と相手は受け取ります。彼女は「ウソ」と言い返してきますが、しつこいくらい「好きだよ・本当だよ」と言いましょう。
女性はこの甘酸っぱいやり取りを求めているのだと思います。
付き合い始めにやってはいけないこと【女性編】
男性諸君は試練を乗り越えてください。
そして女性陣には、いくつか忠告しておきますね。
注意1:試練は「付き合う前」が理想
ハッキリ言って、付き合った後に「やり過ぎる」のは愚策です。
男の心理を考えてみてください。付き合った後だと、試練に耐えることで男性が得られるものが何もありません。
もう付き合っていますし、一夜を共に過ごした仲でもあるでしょう。
そうなると「メンドクセー」となるのは必然だと思いませんか?
もし過酷な試練を乗り越えるのが「付き合う前」なら、いざ結ばれたときに男はとてつもなくハッピーになれます。例えるなら、ラブコメ漫画で30巻分くらいすれ違いまくってからゴールするようなものです。男は付き合い始めた途端「死ぬまでこの子を手放さない!」と固く決意するでしょう。
したがって、試練を仕掛ける理想のタイミングは「付き合う前」か「肉体関係を持つ前」です。付き合った後の新人イジメは耐えられない人が続出します。
注意2:良い男ほど試練に耐えられない
男性を困らせるのはかまいませんが、スペックが高い男ほどすぐどこかに行ってしまうことを忘れないでください。
というのは、女性にモテるからです。例えるなら、高学歴でどの企業からも内定を貰える人と、中卒で肉体労働しかできない人の違いに似ています。
前者は待遇が気に入らなければもっと良い会社に転職しますが、後者はどれほど過酷でもなかなか辞めようとしませんよね。
したがって、「ただ面倒くさいだけの女」と思わせてはいけません。
注意3:「いじわるしてごめんね」が正解
実は、男性に女性からの仕打ちを耐えさせる方法があります。
ズバリ、女性が謝ればいいのです!
- 反省したところを見るとホッとする
- 「こっちこそ悪かったよ」と言いやすい
- 大ゲンカになる前に解決する
もし女性が食って掛かると、普段のわがまま+ケンカ腰の態度に直面した男性は「こいつとはやっていけない」となります。
重要なのは「男を手玉に取る」ことです。
わがままに付き合わせるだけだと男はウンザリします。でも「聞き分けが良い瞬間」があると、男性は「甘えてくれている」と好意的に受け取るものです。
彼氏
いつも寂しい想いをさせてるな。
たまにはこっちから会いに行くか!
という訳で、次のセリフを言ってみてください。
- わがまま言ってごめんね
- いじわるしてごめんね
反省されると「こいつカワイイな」と男は思います。
だからこそ、、、ウソでも反省するべきです!
まとめ:付き合い始めが上手くいかないのは「儀式」だから!
世の中はカップルだらけです。でも3カ月以内に別れるカップルも多いはずです。
その理由は、加入儀礼に耐えられないからです。
彼氏
こんなに苦労するなら1人の方がマシ!
でも実は、男性も女性に加入儀礼を仕掛けることがあります。
ぼくが高校生だった頃、クラスメイトの男友達に彼女?らしき人がいて、彼はその子に「男らしくないメール」をよく送っていました。
- ホントに俺のこと好きなの?
- だったらなんで約束破るの?
- 他の男と会うとかじゃないの?
彼はぼくの部屋でコレをやっていたのですが、見ていて「情けねぇなコイツ」と思っていました。
彼は「ごめんね。次はこうするね」という返事を期待していたのですが、案の定「ごめんね。君とはやっていけそうにない」となりました。
せめてどちらかが「これは加入儀礼だ」と認識していれば防げる問題です。
もしあなたが付き合い始めたばかりなら、しっかりと覚悟してくださいね!
今回は以上です。